
玩具販売最大手の「日本トイザラス」(川崎市)が取引上立場の弱い納入業者に対し、不当な値引きや返品を繰り返していた。
公正取引委員会によると、トイザラスは2009年1月~2011年1月、玩具やベビーカー、紙おむつなどの商品で国内の納入業者117社に安売りセールの値引き分を負担させたり、売れ残り商品を返品したとされる。
不当な値引きや返品の額は総額6億4千万円相当。
公正取引委員会は2011年13日、独占禁止法違反(優位的地位の乱用)で3億6908万円の課徴金納付命令と再発防止を求める排除措置命令を出した。
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